HMAENで根強い人気があるスクエア型の革バッグ。今回の「Postman 2nd」では、使用感を高めるために前作よりひとまわり大きいサイズに変更しています。
この鞄の顔になっているのが、前面のポケットです。「Postman」では背面にしかなかったポケットですが、今回は利便性を考え前面にも取り付けました。悩まされたポイントは、横幅が小さいこのバッグでは手を深く突っ込むような深いポケットを採用できなかったこと。
携帯や定期を入れておけるくらいの浅めのポケットを、どんな風にデザインするべきか? 背面ならファスナーでよかったポケットも、表面ではそうはいきません。鞄の表情を決定づける位置にあるポケットだけに、便利さと美しさを両立できるデザインを考える必要があったのです。
実は前作の「Postman」は私の予想に反して、男女問わずかなり広い年齢層に支持されたバッグとなりました。今回の「2nd」も、ポケットに工夫を重ねた結ことで性別を選ばない上品な顔に仕上がったと思いますし、いろんな方に持って頂けたらと考えています。
(2017SS Topics)